社会人3年目の女が1ヶ月休み取ってフランス留学した話

こんな会社辞めちまいたいと思ったのがきっかけ。選択的シングルマザーもありかも、と思って海外での精子バンク利用を企てる女のブログ。

愛とは何かを悟った昨日の話①

なんやなんや。

と思われた方、正解です。

 

以前、荷物をパリ市内から空港まで運んでもらおうぜ!

っていう記事を書いてから早1年が経とうとしています。

 

そんな私はあの後、無事日本に帰国し、重いスーツケースをひっぱっておりました。

占めて14時間くらいでしょうか。長時間のフライトを終えて、私はタクシープールに向かう途中の盲人用の黄色い線を「あらよっ」とばかりに車輪を浮かせて通り過ぎようとしていました。

 

➖➖その時、歴史は動いた。

 

 

腰、死んだ。

 

はい。そんな訳でぎっくり腰をこしらえて家についた私は、

大事に大事に冷凍してきたバターを冷蔵庫に入れるでもなく、

1ヶ月間締め切っていた部屋の窓を開けるでもなく、

ベッドに倒れこみ、友人に泣きのヘルプコールを送ったのでした。

 

 

・・・

 

 

まぁなんやかんやで治癒は進み、歩けるようになりました(もう書くのめんどいわ)。

 

 

あれから現在(2018年11月)まで、パリには…3回かな?今回を入れて4回くらいは来てました。

しかし、ブログは更新しなかった。なぜか?

それは、ブログ書く暇ないくらい楽しかったからである。

 

というのも、実は私にはお付き合いをしている彼氏がいたのだ。

しかし、彼は仕事の都合上パリに住んでおり、しかも、多忙すぎて私が住む日本にはなかなか来れない状況だった。

そんな状況でも、時差8時間の中、毎日メッセージをやりとりし合い、週末にはスカイプをし、時に喧嘩をし、仲直りしながら細々と交際を続けていた。

 

彼はとても優しく、紳士的で、そしてなにより私と同じくぐうたら民だった。

 

もうね、休日の過ごし方、一緒すぎてやばい。

週末になるとスカイプだのするじゃないですか。

「何してんのー?」ってこっちが聞くと、

Netflixしとる」と返ってくる。

また別の週末、

「何してるー?」と彼からメッセージがくる。

Netflix」と私が返す。

たまにNetflixYoutubeになったり、読書になったり、部屋の掃除になったりはしましたが、概ねこの4つのループ。

 

で、たまに私が友達とボルダリング的なアクティビティをするじゃないですか。

そうすっと、もう一大事よね。

「写真みせて!」「すげえええええ」「筋肉痛YABEEEEE」「よく行く気になったね…」「もう向こう10年はいいわ」

 

逆も同じくで、彼が友達と週末に飲みに行ったりした時には

「楽しそう!」「景色きれー」「いつも行くまでだるいんだが」「(←に対して)今回は強制されたからな…」

 

基本、インドア派。っつーか引きこもり派。

 

その具合というか、ゆるさが本当に合っていて、

あぁフィーリングが合うってこのことか!としみじみ実感しながら、順調に交際を進めていたんですよ。

 

 

 あれは2018年5月頃だったかな。

きっかけは本当に些細な喧嘩というか、愛情表現のすれ違いみたいなものでした。

将来の話をしていて、今までは普通に「ずっと一緒に住みたいね」「そしたら、もう空港で"またね"って言わなくてよくなるんだね」「…!( ♡ω♡ )」みたいな、まぁ他人が聞いたらオエってなるやり取りをしていたんですよ。

 

ただ、その日はそういう甘い決着では気が済まなかった私。

「ほんとにそう思ってるの?あんまりそうは感じないけど…」と一歩踏み込んだ発言をしました。

世の中の全女子はわかる節があると思うんだけど、この時の私って、「もちろん思ってるよ!今年中にはきちんとけじめつけるから。」っていう次のステップに向かう発言を求めていたんですよね。しかも、当然そう返ってくるもんだと思ってた。

 

しかし、彼の返答はこうでした。

「君の気持ちはよく分かるし、負担をかけているのも申し訳ないと思ってる。でも、今、君が仕事をやめてこっちに来たとしても、受け入れられない。自分のことで精一杯。」

 

 

なんつーか、結構ショックだった。

それなりに長い間付き合って来て、これだけ余暇の使い方も似てて、趣味も似てて、今までにない大切な存在だって言い合ってきた仲なのに。

こんな会社辞めたい、って思ってた時期でもあったから、あぁ会社も辞められないんだ。

まだ支え合うっていう段階じゃなかったんだ。彼には私は必要じゃないんだ。

っつーか彼は 細かいことはどうにでもなるだろ!とは言えないんだ。

 

何より、受け入れられないっていう言葉がグサっと来てしまった。

 

 

今となっては、もう少し冷静にゆっくり進めようよ、っていうメッセージだったのかなぁと思えますが、当時は言葉そのままに受け取ってしまって、ショックだった。

 

 

結局、彼とはその話の流れのまま、別れることになりました。

前日まで、「大好きだよー」「早く会いたい」「勝手に震えてろ」と、どこにでもいるカップルのやり取りをしていたのに、スカイプや電話でもなく、数通のメッセージで私たちの関係は終わりました。

 

 

彼はどうだか知りませんが、こちらとしてはあなたのことが好きだけど将来がないなら別れる、という選択だったので、結構辛かった。つーか余裕で5キロくらい痩せた。

 

結婚できない、という事よりも、あれだけシンパシーを感じてたのに私の人生を受け入れてもらえなかったという事が辛かった。

 

 

②に続く(疲れたわ)