社会人3年目の女が1ヶ月休み取ってフランス留学した話

こんな会社辞めちまいたいと思ったのがきっかけ。選択的シングルマザーもありかも、と思って海外での精子バンク利用を企てる女のブログ。

Institute International Ramboilletとの戦い 序章(準備編) 

さて、これは私が在学しているInstitute International Rambouilletと私との戦いの記録である。

 

ある日、定時を2時間ほどすぎて退社しバスに揺られながら、私は虚ろな目でスマホをいじっていた。

 

転職会議『やっぱりうちの会社は変わってないんだなぁ』

まとめ『世の中には私よりも劣悪な環境で働いてる人がごまんといるんだ…』

インスタ『みんなキラキラしてるなぁ、なっちゃん金髪似合ってるなぁ』

ツイッター『みんな旅行とかしてて楽しそう…』

 

そんな時に飛び込んで来たのは、フランスで活躍する女性が書いたブログ…ではなく、

転職サイトのバナー広告だった。

   自分のやりたいように仕事にしよう

だったかな。なんか耳障りの良い言葉だったけど、一瞬、寄り掛りたくなった。

なんて考えているうちに転職サイトへの登録は完了し、手元のスマホは適職診断の結果をロードしていた。

 

【世渡り上手のコミュニケーション王】

誰とでも明るく楽しいコミュニケーションができ、そのことで周囲との和やかなムードや調和を演出できるあなた。どんな職場においても、なくてはならない存在だと言えます。

フットワークも軽く、何事に対しても好奇心が旺盛という良さも手伝って、営業から企画系、各種プロジェクトのマネジメント役など、幅広いジャンルで活躍できるでしょう。

また、その卓越したコミュニケーション能力を生かし、フランチャイズのオーナーなど、組織をまとめて成果を出す仕事にも高い適性を持っています。先を見通して計画を立て、それに沿って着実に行動するといったことは苦手な部分もありますが、コミュニケーションでカバーしようとするタイプです。

 

 ほーん。なるほどねぇ。コミュニケーション…

いやいや待てよ、この前だって海外から来たクライアントにたじたじだったし、文化が違うからこそ食事の時なんかもんんんんのすごいストレスだったじゃないか…

 

いや、でも、学んで理解したら事はうまくいったし、英語はツールとして程度には喋れる。よし、いっちょ新しいことにチャレンジしてみようかな!

 

…カタカタ

 

…カタカタ

 

そうして、私Mimiは新しいことを学びに(という名目で羽を伸ばすために)、ここランブイエにやって来たのだった。

 

私がランブイエに決めた理由

私がこの語学学校に決めた理由、それは

・学費が安い

・寮つきとかなんか楽しそー!みんなでUNOとかやっちゃってさー☆

・パリから電車で1本?良いやん良いやん小旅行みたいでさー

・口コミもまぁまぁ良い!

という安直な理由からだった。いや、学費が安くて口コミがよければ、十分か。

 

仲介サイトへの掲載は終わってしまっていたので、仕方なく自力でコンタクトを取る。

当然、簡単な自己紹介と挨拶以外は英語だ。

ほどなくして、入学OKのメールが届き、一安心となった。

 
しかし、戦いはここから始まった…

さて、入学許可は降りたものの、それ以降うんともすんともメールが来ない。

授業料の総額は入学許可証と共に添付されていたけど、どこにも振り込めとか、いついつまでに支払えとか書いてない。当然、泊まるはずの寮の場所やシステムなどの情報もない。本当に入学できるのか?もしできなかったら、ランブイエに行くはずの3週間分の宿を取らなくちゃいけないぞ…?前後に泊まるアパルトマンはその時期いっぱいだし、レンタカーでも借りて周遊するか…?

 

しびれを切らしたMimiは、不安な気持ちを抑えながらメールをした。

返って来ない。あれ、送信できてなかったのかな、もう一回。来ない。…

その数4回。5日置きに4回。最終的にメールが返って来たのは出発の5日前、授業が始まる10日前のことでした。

 

しかもメールにはこう書かれていた。

・授業料は1450ユーロ、授業が始まる前に支払う必要がある。

・授業料は振込オンリーで、クレジットカード、現金などは受け付けない。

・授業が始まる前までにテストを受ける必要がある。

 

振込先はBanque Populerバンクポピュレールというフランスの中小企業向け銀行で、日本に支店はない。となると、一般的には銀行窓口に行って外貨送金の手続きを踏まなくてはならない。これが厄介だった。

 

もううんざり、銀行の情報後出しシステム

日本に住んでいて、ある程度銀行にお世話になったことのある人ならあるあると頷いてくれると思うのだが、銀行の後出しシステムには今回も本当にイラつかされた。

 

まず、イラつくとも思っていない私が赴いたのは、銀行が閉店する1時間前の午後2時、自分のもつ銀行口座の支店とは違う店舗だった。

当然、通帳やキャッシュカードは持って来たし、振込先や金額が明記されたメールもスマホに入ってる。

M「すみません、外国に送金したいのですが…」

担当は30代前半と思わしき女性だ。

銀「はい、かしこまりました。どちらの国への送金ですか?」

M「フランスで、1450ユーロです。これ。」スマホを見せる

銀「お調べいたしますね…

(10分後)お待たせいたしました。外国に送金するにあたり、こういった番号(IBANコード)はお分かりでしょうか?」

M「これだと思うんですけど…」

銀「思う?失礼ですが私共ではそれが正しいか否かわかりかねますがよろしいですか?また、この送金が不正なものでないと証明できるような文章はありますか?」

M「よろしいですか…ってこっちでもこれ以上の情報は持ってないし、そっちの方が詳しいでしょ…学校から送られて来た入学許可証と振込金額が書いてあるPDFならありますけど、スマホの中です」

銀「試してみないと分かりませんね。ではこちらのメールアドレスにそのファイルを送っていただけますか」

M「はい送りました」

銀「ありがとうございます。ちなみに」

M「はぁ」

銀「手続きには1時間半ほど頂戴しておりますがよろしいですか?」

M「今から用事があるので、手続きの間席を外してもいいならいいですよ」

銀「申し訳ありませんがそのような事はできません」

M「ふぁっっっっっ?!」

銀「お客様の口座は当支店ではないので審査に時間がかかりますし、マイナンバーカードの登録もお済みでないようですので…」

M「(今までの30分間のやりとりはなんだったんだ?)じゃあいいです、用事がありますしマイナンバーカードなんて持ってないですしおすし」

 

 

この日は30分を無駄にしただけ。

一番先にどのくらい時間がかかるかと、何が必要かを教えてくれよおおおおお!きいいいいい!

 

結局、後日また別の支店で手続き。こちらでも後出し満載でイラっとしましたが、前例があったので割とスムーズに事は運んだ(とはいえ1時間)。

外国送金に際し必要なもの(みずほ銀行の場合)

・銀行の通帳

・通帳に登録してある印鑑

・身分証明書(免許証やパスポート)

・送金先の情報(IBANコードや銀行名、振込先の住所など)

 

ちなみに送金手数料として5000円くらいかかります、と最後に言われてイラっとし炊けど今更やめますとも言えないしめんどくせーし、それ最初に言って欲しかったですね、別にいいですけどっつって出た。

 

 

クラス分けテストの分量、100問

パリに着いてからテストを見た私。驚愕。

その量100問。一つ一つの問題はそこまで難しくないものの、初心者の私、途中で適当にマークしたよね(うちのクラスにはそういう人多数。笑)。

でも時間制限もないし、ワイン飲みながら適当にマークできたのでよし。

 

 

こんなもんじゃない、こんなもんじゃなかったはずだけど忘れてもーた…